貴方は、白杖シグナルをご存じですか!
貴方は、白杖シグナルを発信している視覚障害者に出会ったことありますか?白杖シグナルは社会福祉法人福岡県盲人協会が2012年、平成24年9月23日、第38回県盲福祉太宰府大会において満場一致決議され、福岡県議会においても、同年12月に採択され、日盲連においても、福井、大分、岐阜大会で決議、内閣府のホームページにもアップされ、全国的な広がりを見せている、大いに期待できるシグナルだと自負しています。
このように、白杖シグナルは、視覚障害者が、常時携帯している白杖を頭上40?50センチメートルの高さに掲げ、このシグナルを見かけた人に暖かい一声をかけていただき、必要なサポートをいただくためのシグナルです。視覚障害者の駅ホームからの転落事故死を始め、衝突、転落転倒、迷いから生ずる事故はあとを立ちません。白杖を掲げて、白状シグナルを発信している視覚障害者を見かけられたら、迷うことなく積極的に声をかけていただき、必要としているサポートをなにとぞよろしくお願いいたします。
なお、声をかけていただく際は、軽く肩とか肘等に触れて声をかけてください。そうでないと、どこから声がかけられているのか確認できません。
視覚障害者にとっての主たるバリアの一つは移動であり、外出等の際の一人歩き
です。この点を十分ご理解いただいたうえでの暖かいサポートをよろしくお願いいたします。
さらに、点字ブロック、ホームドア、音声信号機、音声案内等は視覚障害者が安全に、 安心して移動するためのかけがえのない必要不可欠な設備です。
点字ブロック上の自転車等の障害物の放置、音声信号機の声案内等の音量の絞り込みはやめてください。
このように、移動のため等のハード面のさらなる整備と視覚障害者に対する地域住民の真の理解の元でのソフト面の支援と協力があってこそ、初めて視覚障害者が等しく待望してきた行動の自由、社会的な差別の解消も見えて来るものと確信しています。地域住民の多くの方々に福岡県議会でも即刻採択され、福岡県 あげてのこの白杖シグナル運動に絶大なるご理解とご協力を賜り、視覚障害者の前途に光明の見える共生社会の実現に、お力添えのほどよろしくお願い申しあげます。